いきいきと人生を謳歌する人は、いくつになっても輝いている。笑顔に満ちたセカンドライフこそ、誰もが憧れる生き方だ。
しかし、高齢になるにつれ日常家事や身の回りのことなど、これまでできていたことも困難に。住み慣れた家であっても、段差や間取りなどにも障害が出てくる。
また、パートナーが倒れたり先立ったりすることもあり、独り住まいのさびしさや、緊急時に頼れる人がいない不安も。
高齢者向けに作られた住居では、このような心配を軽減。バリアフリー構造で、24時間安心サポート。プライベート空間を保ちつつ、住人同士でコミュニケーションが楽しめる。快適・安心な暮らしは、生きる喜びや笑顔を再びよみがえらせてくれる。
高齢者向けと言っても、入居条件や費用、サービス内容によりその種類は様々。経済力やライフスタイルに合った住まい選びが重要だ。楽しみながら年を重ねていく、豊かな人生への準備を始めよう。
療養病床 | 長期の治療を必要とする患者が入院できる医療機関の病床 | |
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介護老人保健施設 | 病院と自宅の中間施設。 リハビリを受けて自宅復帰を目指す短期入所が原則 | |
特別養護 老人ホーム | 常時介護が必要で、 在宅での介護が困難な65歳以上が対象 | |
認知症高齢者 グループホーム | 認知症の高齢者が共同で生活を送るための住居 | |
養護老人ホーム | 経済上の理由などで 在宅での養護が困難な65歳以上が対象 | |
シルバーハウジング | 低所得者が対象。生活援助員が見守る公的な賃貸住宅 | |
軽費老人ホーム ケアハウス(一般型) | 身の回りのことができる60歳以上の人が対象で、食事や入浴などの日常生活上必要なサービスが受けられる | |
ケアハウス(介護型) | 介護が必要となった場合も施設が提供する介護サービス(介護保険の給付対象)が受けられる | |
有 料 老 人 ホ | ム | 介護付 | 介護等のサービスが付いた施設。 介護が必要となった場合も当該有料老人ホームの居室で生活を継続できる |
住宅型 | 介護が必要になった場合、入居者自身の選択によって地域の介護サービスを利用できる生活支援等のサービスが付いた施設 | |
健康型 | 食事等のサービスが付いた施設。 介護が必要となった場合は退去 | |
サービス付き 高齢者向け住宅※1 | バリアフリー構造の賃貸住宅。 安否確認と生活相談が提供され、なかには手厚い介護サービスが受けられるところも | |
高齢者向け 分譲マンション | バリアフリー構造の分譲マンション。 持ち家となり、相続・転売ができる |
■高齢者施設の所在地についてのお問い合わせはお住まいの市町村または府県庁の福祉部局へ
※1平成23年10月20日、高齢者住まい法の改定にともない高齢者円滑入居賃貸住宅、高齢者専用賃貸住宅、高齢者向け優良賃貸住宅が一本化
"50歳からの人生を自分でデザイン"しようと、各地で啓蒙セミナーを行っているNEXTAGE研究所所長の竹内奉正氏に、アドバイスをいただきました。
その1.後悔しない最期を迎えた人の共通点 それは、準備して向きあった人。エンディング(死)までの生き方を自分で考え、準備したかどうかだ。
その2.エンディングノートを作ろう 自分のことや家計と財産、健康状態、セカンドライフ&フィナーレのデザインまで記録しよう。子どもや婿・嫁からは切り出しにくいもの。
その3.終の棲家を決めるのも自律 ターミナルケアまで考えて準備しよう。ただし、ケア体制の整った施設でも、あなた任せではなく“自分のことは自分で”の姿勢が、人生を生き切ることにつながる。
安心の終身家賃保証!「もうひとつの年金」「家に戻ることも可能」
50歳からのシニアのマイホームを最長で終身にわたって借り上げて転貸し、安定した家賃収入を保証するもの。自宅を売却することなく住みかえや老後の資金として活用することができる。※奈良県では年齢制限無し
■問:奈良県土木部まちづくり推進局 住宅課 0742-27-7540
http://www.jt-i.jp/(一般社団法人 移住・住みかえ支援機構 JTI)
※上記内容は、『yomiっこ』2011年9月号から抜粋。情報は2011年8月現在のものです。
施設情報等は諸事情によって変更される場合があります。詳細は各店にお問い合わせください。