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安倍文殊院の文殊像は、天橋立の智恩院の文殊、山形の大聖寺の文殊と共に、日本三文殊と称される。学業成就にご利益があるといわれ、受験シーズンには合格祈願に訪れる参拝者が多い。
本尊の文殊菩薩騎獅像は、大きな獅子に乗り、全体では7mを超す巨大な仏像で快慶作とされる。
境内中央の文殊池に浮かぶ金閣浮御堂に、安倍晴明像や阿倍仲麻呂像などを安置している。
左大臣の安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が創建し、安倍氏の氏寺であったといわれる。諸書には崇敬寺の名でみえ、現在の文殊院の南西300mにある安倍寺跡がその地とされる。発掘調査により法隆寺式伽藍配置であることがわかり、現在は基壇が復原され史跡公園となっている。 |
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●参考文献/西山厚著『奈良の寺寺』、前川久夫編集『奈良大和路の古寺』、前川久夫編集『奈良大和路をあるく』、佐藤昭夫監修『奈良大和路の仏像』、奈良県歴史学会編『奈良県の歴史散歩』、網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』 ●初書/2007-09-11-IT |
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