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南都七大寺の一つで法相宗大本山。
天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈願して発願。持統天皇によって本尊開眼、文武天皇の御世に伽藍の完成をみた大寺院。七堂伽藍を誇ったが、数度となく火災等の災害に遭い、1528年(享禄元)に起こった大和の地侍らの兵乱によって東塔を除くすべての堂宇が焼失した。 昭和以降、般若心経の写経勧進によって寺勢が回復し、金堂・西塔・中門・回廊の一部・大講堂が再建された。
アメリカの哲学者・美術史家フェノロサが「凍れる音楽」と称賛した東塔(国宝)は各階に裳階が巡らされ六層に見えるが、730年(天平2)造立の三重塔。最も美しい木塔と称えられ、飛天らの透かしが見事な相輪の水煙も素晴らしい。 彫刻では金堂の本尊である銅造薬師如来坐像と脇侍の日光・月光菩薩立像からなる薬師三尊像、東院堂(鎌倉時代、国宝)に祀られている銅造観音菩薩立像が国宝に指定されている。
唐招提寺と共に西ノ京を代表する寺院である。 |
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●参考文献/駒敏郎監修『ひとり歩きの奈良』、網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』、朝廣佳子編集『yomiっこ2006年6月号』
●参考HP/薬師寺 ●初書/2007-07-27-SH |
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