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◆海龍王寺 |
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●かいりゅうおうじ |
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●奈良市法華寺北町 |
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平城宮の北東隅にあることから隅寺と呼ばれた寺。731年(天平3)に光明皇后が建立し、735年(天平7年)に唐より一切経五千余巻を携えて帰国した玄ムが初代住持となった。玄ムは帰国航海の途中に暴風雨に襲われた遭難しかけたが、船に収められていた「海龍王経」を一心に唱えたことで海龍王に守護され無事帰国できたという逸話に因み、海龍王寺という寺号がつけられた。これ以降、海龍王寺では遣唐使の渡海安全祈願を営むようになり、現在でも旅行や留学で海を渡る人々の渡海祈願の寺として信仰を集めている。
本尊の十一面観音菩薩立像は鎌倉時代の作で重要文化財に指定されている。 西金堂(重文)に置かれている五重小塔(国宝)は奈良時代前期の作で、当時の五重塔建築を伝える唯一のもの。文化的価値が非常に高く、奈良時代の建築を知る上で貴重な資料となっている。 |
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▽データ |
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所在地 |
奈良市法華寺北町897 |
宗派 |
真言律宗 |
本尊 |
十一面観音菩薩 |
拝観料 |
大人400円 特別拝観別途 |
時間 |
9時〜16時30分 |
TEL |
0742-33-5765 |
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●参考文献/駒敏郎監修『ひとり歩きの奈良』、網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』、朝廣佳子編集『yomiっこ2007年6月号』
●初書/2007-09-01-SH |
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