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中宮寺・円照寺とともに大和三門跡尼寺に数えられる寺。藤原不比等の邸宅を娘の光明皇后が皇后宮とし、745年(天平17)に宮寺となったのが起源。正式名称は法華滅罪之寺。総国分尼寺として国分尼寺を統括した。
782年(延暦元)までに七堂伽藍が揃い大寺院の様相を呈したが、南都焼討ちで大被害を受けた。その後、重源や叡尊によって復興されるも室町時代以降は衰退。1601年(慶長6)に淀君によって建てられた本堂・南門・鐘楼が現存し、重要文化財に指定されている。
本尊の十一面観音立像(国宝)は光明皇后をモデルにしたといわれる白檀の一木造りで木肌が美しい秘仏。特別公開の以外は厨子に納められ、普段は模造仏が公開されている。 『平家物語』の「滝口入道」の悲恋話で知られる横笛が出家した寺としても知られている。 |
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▽データ |
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所在地 |
奈良市法華寺中町 |
正式名称 |
法華滅罪寺 |
宗派 |
光明宗 |
本尊 |
十一面観音菩薩 |
拝観料 |
大人500円 特別拝観別途 |
時間 |
9時〜17時 |
休日 |
無休 |
TEL |
0742-33-2261 |
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●参考文献/駒敏郎監修『ひとり歩きの奈良』、網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』、朝廣佳子編集『yomiっこ2006年6月号』
●初書/2007-09-01-SH |
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