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756年(天平勝宝8)に聖武天皇の勅願により鑑真の弟子である虚滝が開山したとも、1026年(万寿3)に命禅が春日神の造った十一面観音を祀ったことに始まるとも伝えられる。 応仁の乱で伽藍の大半を焼失するも再興し、江戸時代には将軍家の庇護を受けて寺勢を保った。 緑深い境内に平安時代の庭園遺構が復原された名勝の浄土式庭園が美しく映える。本堂と楼門は重要文化財。 1463年(文政元)に再建された本堂には内陣の四本柱に聖衆来迎二十五菩薩の極彩画が残っており、本尊で重要文化財の木造阿弥陀如来坐像(平安時代)が祀られている。 円成寺で有名なのは多宝塔に祀られている大日如来坐像。仏師運慶の初期の秀作として知られ、国宝に指定されている。 |
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▽データ |
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所在地 |
奈良市忍辱山町1273 |
山号 |
忍辱山 |
宗派 |
真言宗御室派 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
拝観料 |
大人400円 |
TEL |
0742-93-0353 |
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●参考文献/駒敏郎監修『ひとり歩きの奈良』、網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』、朝廣佳子編集『yomiっこ2007年5月号』
●初書/2007-07-30-SH |
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