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高円山の山麓にあり、境内からは奈良盆地が一望できる。境内の五色椿(天然記念物)は東大寺開山堂の糊こぼし、伝香寺の散り椿とともに奈良三名椿として名高い。また、秋に咲く萩の美しさも有名で関西花の寺第18番となっている。 天智天皇の皇子である志貴皇子の山荘を前身とする寺といわれ、鎌倉時代に西大寺の叡尊が復興した。その後、叡尊弟子である道照が宋版一切経を将来してからは一切経寺とも呼ばれ栄えた。 室町時代に兵火で建物が焼失するも、現存する仏像はその災禍を免れて江戸時代に興福寺の空慶により再建された。 本尊は平安末期〜鎌倉初期に造られた木造阿弥陀如来坐像(重文)。運慶の孫の康円の作とされる閻魔王坐像(重文)を祀っていることでも有名で、冬と夏に「閻魔もうで」が行われる。 |
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▽データ |
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所在地 |
奈良市白毫寺町392 |
山号 |
高円山 |
宗派 |
真言律宗 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
札所 |
関西花の寺第18番 |
拝観料 |
大人400円 中・高200円 小100円 |
時間 |
9時〜17寺 |
TEL |
0742-26-3392 |
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●参考文献/駒敏郎監修『ひとり歩きの奈良』、網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』 ●初書/2007-07-27-SH |
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