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「生駒の聖天さん」の愛称で親しまれている寺。生駒山の中腹に突き出た「般若窟」と呼ばれる奇石を背負って本堂が建つ。
般若窟の名は役小角が般若経を納めたことに由来し、「生駒の聖天さん」の愛称は歓喜天を祀っている聖天堂に由来する。
宝山寺は斉明天皇元年(655年)に役行者が開いたと伝えられる修験道場で、空海も若い頃に修行したという説話が残っている。
江戸時代に中興の祖といわれる湛海が入山し、不動明王を本尊として再興した。本尊の木造不動明王坐像と厨子入りの木造五大明王像は湛海の自作。木造五大明王像は明治建築の獅子閣とともに重要文化財に指定されている。
江戸時代に商売の神として大阪庶民の信仰を集め、現在でも商売繁盛として全国に知られる。また「断ち祈願」でも有名で、絵馬堂には様々な祈願が記された絵馬が並んでいる。 |
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●参考文献/駒敏郎監修『ひとり歩きの奈良』、網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』、朝廣佳子編集『yomiっこ2007年1月号』
●初書/2007-09-01-IT |
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