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◆新沢千塚古墳群 |
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●にいざわせんづかこふんぐん |
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●橿原市鳥屋町・北越智町・川西町 |
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橿原市南部に位置する大型群集墳で、千塚山と呼ばれる丘陵に約600基に及ぶ大小さまざまな古墳が密集している。
大多数が直径20m程の円墳であるが、前方後円墳、方墳、長方形墳なども見られる。
代表的なものに長方形墳126号墳があげられる。竜門の透かし彫りがある金銅製の方形版、金銅製垂飾付き耳飾り、金製指輪などの装飾品、漆塗り盤、ガラス椀、皿などが出土した。
前方後円墳500号墳が4世紀後半の築造とされるが、ほとんどの古墳は5世から6世紀に造営されたと推定される。他地域の群集墳が6世紀以降の築造であることを考えると、1世紀ないしは半世紀も前に群集墳を構成していた。
隣接の橿原市千塚資料館では、新沢千塚古墳群の出土遺物を展示している。 |
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▽データ |
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所在地 |
橿原市鳥屋町・北越智町・川西町 |
築造 |
5世紀中ごろ〜7世紀初め |
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●参考文献/網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』、奈良県歴史学会編『奈良県の歴史散歩』 ●初書/2007-09-05-IT |
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