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墳丘全面を石で覆う三段築成の八角形墳で、墳丘の直径は19.4m、古墳全体の直径は29.4m、高さ4m。
石槨の内部は丁寧に磨かれ、朱彩が施されている。広さは1m四方しかないことから、火葬骨を納めたものと考えられる。
『続日本紀』に文武天皇が火葬されたことが記されており、また八角形墳であること、築造年代からみても、文武天皇の檜隈安古陵の可能性が極めて高い。
終末期古墳の中でも、ほかに類を見ない八角形の火葬墓で、古墳研究において貴重な古墳である。 |
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▽データ |
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所在地 |
高市郡明日香村平田 |
形式 |
三段築成八角形墳 |
築造 |
7世紀末〜8世紀初め |
被葬者 |
文武天皇説 |
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●参考文献/網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』、奈良県歴史学会編『奈良県の歴史散歩』、奈良県高等学校教科等研究会歴史部会編『飛鳥散歩24コース』、河上邦彦著『飛鳥発掘物語』、歴史探訪研究会編『歴史地図本古代日本を訪ねる奈良飛鳥』、明日香村教育委員会文化財課編集『飛鳥の古墳』 ●初書/2007-09-03-IT |
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