明日香村/古墳・陵墓 エリア広域/飛鳥・橿原 八角形墳
◆牽牛子塚古墳 ●けんごしづかこふん ●高市郡明日香村平田
対角長(直径)約33mの八角形墳で高さ5mの二段築成と推定される。
墳丘の中央には、巨大な凝灰岩をくり抜いてつくった横口式石槨で、南向きに開口する。
石槨内は盗掘を受けているが、発掘調査などによって、七宝製亀甲形飾金具やガラス玉などが出土している。
横口式石槨の形態、出土遺物から7世紀後半に造られた古墳と思われる。
被葬者として、斉明天皇・間人皇女(はしひとのひめみこ)合葬説、斉明天皇・建王(たけるのみこ)合葬説、川島皇子説などがある。
▽データ
所在地 高市郡明日香村平田
形式 (推定)二段築成 八角形墳
築造 7世紀後半ごろ
被葬者 斉明天皇・間人皇女合葬説、斉明天皇・建王(たけるのみこ)合葬説、川島皇子説など
牽牛子塚古墳 牽牛子塚古墳
●参考文献/網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』、奈良県歴史学会編『奈良県の歴史散歩』、奈良県高等学校教科等研究会歴史部会編『飛鳥散歩24コース』、河上邦彦著『飛鳥発掘物語』、明日香村教育委員会文化財課編集『飛鳥の古墳』、網干善教著『古都・飛鳥の発掘』
●初書/2007-09-03-IT
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