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聖徳太子生誕の地といわれ、太子建立七ヶ寺の一つに数えられる。
古い記録には「橘尼寺」と記され、680年(天武天皇9)に橘寺の尼房10房が焼けたことの記事がみられることから、この頃には成立していたと考えられる。
平安時代には東向きの四天王寺式伽藍が完成し、66の堂塔坊舎をかかえる大寺となるが、1506年に多武峯の僧兵との争いで焼き討ちに遭い、諸堂宇を失った。幕末の1864年(元治元)より再興された堂宇が今日に伝わる。
境内には、右善面、左悪面といわれる二面石があり、飛鳥地方に数多く残る謎の石造物として名高い。 |
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▽データ |
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所在地 |
明日香村橘 |
正式名 |
上宮皇院菩提寺 |
山号 |
佛頭山 |
宗派 |
天台宗 |
本尊 |
聖徳太子 |
札所 |
新西国三十三ヶ所第十番霊場 |
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●参考文献/奈良県高等学校教科等研究会歴史部会編『飛鳥散歩24コース』、奈良県歴史学会編『奈良県の歴史散歩』、竹内理三編『角川日本地名大辞典・奈良県』、網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』、朝廣佳子編集『yomiっこ2007年1月号』 ●初書/2007-09-01-IT |
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