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◆飛鳥寺(安居院) |
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●あすかでら(あんごいん) |
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●明日香村飛鳥 |
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飛鳥寺は、本格的な寺院としてはわが国最初のもので、588年(崇俊元)に蘇我馬子発願、596年(推古4)に建立し、法興寺、元興寺ともいわれた。
平城遷都(710年)に際して、718年(養老2)に飛鳥寺は平城京に移され元興寺となり、飛鳥の旧寺は本元興寺と呼ばれ法灯は守られたが、その後衰退、幕末の1826年(文政9)に中金堂跡に現在の本堂を建立し、釈迦如来坐像を安置したのが安居院である。
安居院の本尊である釈迦如来坐像は「飛鳥大仏」の名で親しまれている。アルカイック・スマイル(古典的微笑)を浮かべる飛鳥大仏は、1196年(建久7)、雷火のために堂塔残らず焼失、本尊は右手の中三本指と左耳、顔の目のあたりを残すのみとなったが、飛鳥の地に1400年もの間、微笑を浮かべながら座っている。 |
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▽データ |
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所在地 |
高市郡明日香村飛鳥682 |
山号 |
鳥形山(とりがたやま) |
院号 |
安居院(あんごいん) |
宗派 |
真言宗豊山派 |
本尊 |
釈迦如来 |
札所 |
新西国三十三ヶ所第九番霊場 |
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●参考文献/五木寛之監修『百寺巡礼』、奈良県高等学校教科等研究会歴史部会『飛鳥散歩24コース』、奈良県歴史学会編『奈良県の歴史散歩』、竹内理三編『角川日本地名大辞典・奈良県』、網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』 ●初書/2007-08-31-IT |
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