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平安時代には、『枕草子』、『今昔物語集』などに名のあがる大和の名所でもあり、盲目の沢市と献身的な妻お里の人情話を描いた浄瑠璃・歌舞伎「壺坂霊験記」でも知られ、眼病平癒祈願の参拝者が多い。
創建については不明な点が多く、703年(大宝3)に元興寺の僧・弁基上人が建立したとも、また『帝王編年記』には、703年に佐伯姫善心尼が建立したとも、ほか諸説あるが、出土品や塔心礎の形状から、白鳳時代の創建であることが確かめられる。
境内には、インドで制作された高さ20mの巨大な大観音石像、全長50mの仏伝図石造レリーフなど、大石造美術が点在する。 |
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▽データ |
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所在地 |
高市郡高取町壷阪 |
正式名 |
南法華寺 |
俗称 |
壷阪観音 |
山号 |
壷阪山 |
院号 |
平等王院 |
宗派 |
真言宗 |
本尊 |
十一面千手千眼観音菩薩 |
札所 |
西国三十三ヶ所第六番札所 |
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●参考文献/奈良県高等学校教科等研究会歴史部会編『飛鳥散歩24コース』、奈良県歴史学会編『奈良県の歴史散歩』、竹内理三編『角川日本地名大辞典・奈良県』、網干善教監修『奈良まほろばソムリエ検定』 ●初書/2007-08-31-IT |
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