いよいよ平城遷都1300年祭が始まった。
基本的には平城宮跡事業(4/24〜11/7)と、それ以外の県内での
事業(1/1〜12/31)に分かれるわけだが、この祭りは、いわゆる
今までの博覧会形式ではない。
むしろ、県内の寺社がパビリオンであり、見えない空気が音楽のように
人々を包む。
そのメイン会場が平城宮跡という、奈良から発信する、博覧会の新しい
形の提案といえるように思う。
宮跡では、完成したばかりの第一次大極殿の公開、平城歴史館と
なりきり体験館という2つのパビリオン、まほろばステージや
常設レストラン、売店などが、4/24にオープン。
ボランティアガイドによる探訪ツアー、衛士の交代も期間中毎日開催される。
重点的に力を入れるのが、春、夏、秋のフェアだ。
その春のフェアで行われる「平城遷都祭2010」(5/1〜9)に
私は深く関わっている。
昨秋奈良市の事業仕分けにあがり、一時は廃止も覚悟した。
そのようなことで、ここにきて、どこまで充実したものが出来るか
わからないが、やりきるしかないと思っている。
とらえどころのない平城京。その圧倒的な威厳を感じさせるこの
場所の魅力をどう伝えればいいのか…。
思うにそれはこの場で感じていただくしかない。
1300年間という時空と日本一広い都の跡、こんな場所、日本の
どこにもないのだ。
そこに大勢の人が集まって、皆でお祝いをする。
なんて楽しい幸せなことなんだろう。
ワクワクした思い出を共有するために、皆さんで一緒に創るプログラムを
いろいろ用意している。
「1300人の天平行列」
「1300人のボディドラム」
「1300人のピースメッセージ」などなど。
それに向けて、すでに多くのボランティアの皆さんに関わっていただき、
力を結集して準備を進めている。
奈良の持つ本物を見て、感じていただくために、
あなたもぜひ1300年祭を創る一人になってください。
【yomiっこ 2010年2月号より抜粋】
コメント (2)
1300年祭りの意義って何だろう?と思った時に、「1300年祭に生命を頂いた者として、自身が感じる2010年をいかに表現するか」ということにたどりつきました。
「無から有」を造るのか、「有から無」を造るのか。
世の中に在る物って、どちらかしか許されないけれど、歴史というのはどちらも許されるのが面白い。
何百年か後に、私たちが作った「平城遷都祭2010」を知った方々に、恥ずかしくない祭りを作りたいと思います。
それが、先の時代を生きている我々の義務だと思います。
日時: 2010年01月27日 21:06
1300人のボディドラム担当いくらです。
寒い冬があければ、あっという間に春。
最高のパフォーマンスで最高のおもてなしを。
遷都祭のために書き下ろしお願いしてた完全オリジナル
全5曲「まほろば」「足跡」「羽衣」「朱雀大路」「宴」
が完成しました。
皆様の目と耳となにより心に残る音になりますように。
今年はどうぞどうぞよろしくお願いします。
日時: 2010年01月21日 14:42