一昨日、共同通信社の方々と食事をする機会があった。
東京本社から1300年祭関連のことで奈良に来られていた。
「奈良にきてびっくりしました。町中にもっとせんとくんがいっぱいあふれていると思ったのに、
まったくせんとくんがいない。なんだか全然盛り上がっていませんね」と。
まあ、せんとくんだけがクローズアップされ続けている今の現状では、奈良の人たちからすれば
それはいいよと思っているかもしれないが、キャラクターをどんどん前に出すことで、皆の期待度を高めていくというのは、大切なことかもしれない。
それはそれとして、期待を高めてもなんだこれ、という内容では、落胆度は激しくなる。
今、私は平城遷都祭の実行委員長をさせていただいているが、遷都祭2010は、奈良市、平城遷都1300年記念事業協会とともに、春、夏の宮跡事業をするべく進めている。
予算、運営スタッフ等、頭が痛いこと山積み・・・。
いいものをしようと思えばお金がかかる。
いいものというのは高尚なものという意味ではない。演出、見せ方、方法・・・。
私一人では何の力もないが、頼りになる実行役員と今、いろいろ頭をひねっている。
皆、仕事を持ちながら動いてくれている。本当に有り難いと思う。
なんとかもっと多くの方に関わっていただいて、皆のエネルギーを結集したいものだ。